人材育成
我が国ではスーパーコンピュータの開発と利活用のプロジェクトが歴代にわたって行われ、計算科学技術の進歩を牽引してきました。スーパーコンピュータ「富岳」を中心とするHPCIにおいても、様々な人材育成の活動が行われ、計算科学の成果の創出に貢献してきました。
またHPCIコンソーシアムでは、スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(産応協)と連携し、企業の観点からの計算科学分野の人材育成についても提言を取りまとめています。
このサイトは、HPCIコンソーシアムの構成機関の大学のスパコンセンターや研究機関における計算科学および高性能計算技術のスクールや講習会など、人材育成に関する活動の最新の情報を集約・共有し、役に立てていただくためのものです。
スーパーコンピューティング技術産業応用協議会(産応協)のHP:http://www.icscp.jp/
第225回お試しアカウント付き並列プログラミング講習会「OpenFOAM入門・キャビティ流れ解析」
2024年05月22日 (水)
Zoomによるオンライン講習会
◆開催日:2024年5月22日(水)10:00-18:00
◆備 考:
オープンソースのCFDツールキットであるOpenFOAMを用いた基礎的なCFD並列解析の講習会です。
センターのスーパーコンピュータでOpenFOAMを用いたCFD解析にご興味ある方で、どのようにすべきか知りたい方は是非受講をお勧めいたします。
本講習会では、OpenFOAMを用いた並列計算の概要説明と演習を行いますが、並列プログラミングについては扱わないので、予めご了承ください。
また、センターのスパコンにおけるOpenFOAMの利用促進が主目的であるため、スパコンでのバッチジョブによるOpenFOAMの実行方法を重点的に説明いたします。
OpenFOAMの機能や設定方法の説明に対して重きを置いた講習会では無い事を予めご了承の上、参加申込をご検討ください。
【受講資格】
Linuxのコマンドライン操作に関する基礎知識が必要です。
また、最低限emacs またはvi 等によりファイルの編集をできる必要があります。
【受講料】無料
【申込URL】
https://regist.cc.u-tokyo.ac.jp/entry2/form.html
※ 定員(上限30名)になり次第、申込みを終了させていただきます
※ 申込締切:2024年5月15日(水)17:00
【参考資料】
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過去開催時の教材・録画映像
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過去開催時の報告記事
第38回HPCプログラミングセミナー(プログラミング技法入門)
2024年05月22日 (水)
コモレ四谷タワーコンファレンス RoomD (東京都新宿区)
日時 :
2024年5月22日(水)10:00~17:45 (9:30受付開始)
チューニング技法入門
並列計算101-未経験者向け実習-
2024年5月23日(木)10:00~17:45(9:30受付開始)
アクセラレータ入門
並列プログラミング入門(OpenMP編)
2024年5月24日(金)10:00~17:30(9:30受付開始)
並列プログラミング入門(MPI編)
*一部のみのご参加も可能です。
内容 :
「チューニング技法入門」では、CPUコアを効率良く利用するための、基本的な方法についてご説明いたします。C言語またはFortranの基礎知識が必要です。
「アクセラレータ入門」では、GPUを利用するための、OpenACCを使用したプログラミング技法についてご説明いたします。C言語またはFortranの基礎知識が必要です。
「並列プログラミング入門(MPI編)」では、分散メモリ型並列計算機を利用するための、MPIを使用したプロセス並列化の方法についてご説明いたします。C言語の基礎知識と、Linux等UNIX系OSのCLI(Command Line Interface)に触れたことがあること、及びHPC向け電子計算機でのバッチジョブ実行の概念をご存じであることを前提としております。
詳細は下記をご参照ください。
https://www.hpci-office.jp/events/seminars/seminar_hpc_240523
受講資格 : HPC(high-performance computing)向けプログラミング技法の習得を目指される方なら、どなたでもご参加いただけます。
参加費 : 無料
定員 : 24名
有限要素解析のための並列ソルバーに関するスクール 2024 (富岳利用)
2024年06月26日 (水)
オンライン
開催日 : 2024年6月26日(水) - 28日(金)
内容 :
スクールは、R-CCSの研究者が講義を行い、計算機を使った演習も行います。(使用言語:日本語)
講義は有限要素解析のための並列線形ソルバーに焦点をあてます。有限要素法はさまざまな種類の産業問題に対して、数学と工学の両方の知見を統合して活用することで、強力で汎用性のある数値計算手法を提供しています。
有限要素法により解を得る最終段階では大規模疎行列からなる連立一次方程式を解く必要があり、その行列の条件数は、物理係数の空間分布におけるジャンプやマルチフィジックス問題での複雑な連成により、非常に大きなものになります。
対象者 :
・国内の大学生・大学院生(博士前後期課程)、ポスドク、大学や研究機関等に所属する若手研究者(同時期にR-CCSに滞在する実習生、研修生も受講可能。)
・民間企業に所属の技術者、研究者
定員 : 約30名
申込情報により選定。同大学や機関から多くの応募があった場合は、必要に応じて制限を行います。注意事項にある参加要件を満たさない場合は受け入れを許可しないことがあります。
参加登録:
https://krs2.riken.jp/m?f=2171
登録締切: 2024年4月17日(水)午後5時