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一般社団法人 HPCIコンソーシアム
ユーザー視点のインフラ構築を目指して
コンソーシアムの概要 コンソーシアムの概要

理事長挨拶

一般社団法人HCPIコンソーシアム 中島理事長

先日(2018年5月31日)開催されました社員総会における推薦を受け、本コンソーシアムの4代目の理事長に就任しました東京大学生産技術研究所の加藤です。今後2年間、微力ながら本コンソーシアムの発展に尽力していきたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。

理事長に就任するにあたり、本コンソーシアムが設立された過去の経緯を振り返ってみますと、「京」の本格的な製造が開始される直前の2009年11月13日に実施された、行政刷新会議事業仕分けにおいて、次世代スーパーコンピューター計画は厳しい評価を受けました。その後、計画はHPCI(革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラ)計画へと変更された上でプロジェクトの継続が認められました。HPCI計画は、フラッグシップ計算機「京」を中核とし、多様なユーザーニーズに応える革新的な計算環境を実現するHPCIを構築するとともに、この利用を推進するというものであり、次の二つの柱から構成されています。一つ目は、フラッグシップ計算機を中核とし、全国のHPCリソースを連携するHPCIシステムの構築です。二つ目は、計算科学技術関連コミュニティを結集するHPCIコンソーシアムを形成し、この主導によりHPCIを構築・運用することです。これを具現化する目的で、フラッグシップ計算機「京」の共用が開始されるおよそ半年前の2012年4月2日に一般社団法人として設立された機関がHPCIコンソーシアムです。つまり、本コンソーシアムは我が国のHPCI計画を主導する、というきわめて重要な責務を担っています。

2012年4月に発足した本コンソーシアムは過去3代にわたる、宇川・藤井・中島の各理事長、役員、ならびに会員の皆様方のご尽力により、順調な発展を遂げており、2018年5月末現在、正会員34名(ユーザコミュティ代表機関代表者15名、システム構成機関代表者19名)、アソシエイト会員は16名の合計50名のメンバーを擁し、正会員の年会費約700万円の経費により運営されています。

2019年度中には現行のフラッグシップ計算機「京」の運用が終了される見込みであり、一方、早ければ3年後の2021年度には次期フラッグシップ計算機ポスト「京」の運用が開始される見込みです。そのことに伴い、我が国のHPCIの計算資源は飛躍的に増強され、大きな成果の創出が期待されています。HPCIによる成果の創出を加速するために、HPCI計画を主導する立場の本コンソーシアムが何をすべきか、ということを、会員の皆様、ならびにコミュニティの皆様と一緒に考え、実践に移していきたいと考えております。